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【解説】Shopifyの決済画面で規約リンクが1つに
返品・解約の表示を点検

Shopifyは2026年10月26日、チェックアウト(決済画面)のフッターに並んでいた各ポリシーへのリンクを、「規約とポリシー(Terms and policies)」というひとつのリンクにまとめたと公式の変更履歴で発表しました。お客さまがこのリンクを押すと小さな画面(モーダル)が開き、そこから見たいポリシーを選ぶ形になります。ストア側の設定変更は不要とされていますが、日本の通販ルールに照らすと、一度画面を見直しておきたい変更です。

何が変わる?

  • フッターのリンクが1つに:これまで返金ポリシー、プライバシーポリシー、利用規約、配送ポリシー、特定商取引法に基づく表記など、設定したポリシーごとにリンクが並んでいましたが、1つのリンクに集約されます。
  • 中身はそのまま:各ポリシーの本文は変わらず、マーチャント側の作業は不要と案内されています。
  • Shopify Plusは独自の表示も可能:Plusプランのストアは標準のフッターを非表示にし、Checkout UI extensionsを使って自前のポリシーリンクを置くことができます。

見た目の変化は小さいものの、決済画面から返品条件や特商法表記へ直接たどれるリンクが1段深くなる、という点がポイントです。

EC事業者への影響

日本の特定商取引法では、通販の注文確定直前の画面(いわゆる最終確認画面)に、分量・販売価格・支払の時期と方法・引渡時期・申込期間(ある場合)・申込みの撤回や解除に関する事項の6つを表示することが求められています。Shopifyでは、注文を確定するボタンがあるチェックアウト画面がこの最終確認画面にあたると考えられます。

消費者庁のガイドラインでは、支払や引渡の詳細はリンク先で示すことも認められています。一方で、返品・キャンセル・解約といった「解除に関する事項」は原則として画面上に表示し、リンクに委ねられるのは画面に収めると分かりにくくなる場合に限るとされています。特に、解約が電話のみ・受付時間が限られるといった制約は、リンク先ではなく最終確認画面上ではっきり示す必要があります。

  • 単品販売のストア:返品条件をフッターのポリシーだけで案内している場合は、リンクが1段深くなることで、お客さまが条件を見落としやすくなります。
  • 定期購入・サブスクのストア:引渡回数や解約方法の表示は、もともと最も厳しく見られる部分です。アプリが決済画面に表示している定期の条件文が、今回の変更後も正しく出ているかを確認しておきたいところです。
  • Shopify Plusのストア:フッターを独自に作り直す選択肢があります。ただし、リンクの並べ方を変えるだけでなく、解除に関する事項を画面上でどう見せるかまで含めて考えるのが安全です。

今やるべきこと

  • スマホとPCの両方で実際にチェックアウト画面を開き、「規約とポリシー」のリンクから各ポリシーが開けるかを確認する
  • 返品・キャンセルの条件が、フッターのリンク先だけでなく注文確定ボタンの近くでも分かるかを点検する
  • 定期購入を扱う場合は、引渡回数・総額・解約方法が決済画面上に表示されているかを、利用中のアプリの設定とあわせて確認する
  • 特定商取引法に基づく表記と返金ポリシーの内容が古くなっていないか、この機会に見直す
  • Shopify Plusなら、Checkout UI extensionsで独自のポリシー表示に切り替えるかを検討する

設定や移行でお困りの場合は、LOTを運営する株式会社Ruskaにご相談ください。

出典

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