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【解説】makeshop決済画面に条件設定と拡張機能
購入制限や在庫確認が自社で可能に

ECサイト構築サービスのmakeshopは2026年10月20日、、決済画面の動きを条件ごとに設定できる「表示条件カスタマイズ」と、注文の前後に独自のプログラムを動かせる「Extensions」の提供を始めました。どちらも新しい決済画面「Smart Checkout」を使うショップが対象で、既存のエンタープライズ・プレミアムプランのショップは2027年1月以降の提供予定です。

何が変わる?

表示条件カスタマイズ(予告時の名称は「ルールエンジン」)は、カゴの中身・会員・お届け先・金額・日時などの条件に応じて、決済画面の動きを管理画面から設定できる機能です。プログラムは不要です。

  • 条件に当てはまる注文の購入を止め、理由を表示する
  • 配送方法・決済方法・お届け希望日の選択肢を絞る、クーポンやポイントなどの項目を隠す
  • 備考への定型文の自動入力、お知らせ・ポップアップ・カウントダウンの表示
  • 文章から条件を作るAIの補助、公開前のプレビュー、過去の版の一覧

例として、冷凍食品を含む注文では代金引換を選べなくする、酒類を含む注文で20歳未満の会員の購入を止める、当日出荷の締め切りまでのカウントダウンを出す、といった使い方が挙げられています。一方で、商品価格・送料・手数料・値引きは変更できず、クレジットカード系の決済方法は選択肢から外せません。エンタープライズプランは標準、プレミアムプランは月額5,500円(税込)の有料オプションです。

Extensionsは、エンタープライズプラン向けの無料オプションです。「注文確定の直前」「注文完了画面の表示時」「注文完了の後」の3つのタイミングで、ショップ独自のプログラムをmakeshopのクラウド上で動かせます。サーバーの用意は不要ですが、WebAssemblyに対応した言語(RustやGoなど)での開発が前提で、開発はショップ側または委託先が担います。

  • 注文確定の直前に基幹システムの実在庫を確認し、足りなければ注文を受け付けない
  • 注文完了画面で、次回使えるクーポンを発行して表示する
  • 注文情報を倉庫や会員管理などの外部システムへ送る

EC事業者への影響

  • 食品・酒類・冷凍品を扱うショップ:配送や決済の組み合わせミス、年齢確認の漏れを、注文が入る前に防げます。注文後に電話やメールで修正をお願いする手間が減ります
  • 基幹システムや倉庫と連携している中〜大規模のショップ:これまで注文後に処理していた在庫の突き合わせや連携を、注文の流れの中に組み込めます。ただし開発と保守の体制が必要です
  • 既存のエンタープライズ・プレミアムのショップ:使えるのは2027年1月以降の予定です。今のうちに、手作業で対応しているルールを洗い出しておくと移行がスムーズです
  • 広告の成果を計測しているショップ:新規のエンタープライズや食品ECパッケージのショップなど一部では決済画面のURLが変わります。コンバージョン計測の設定の見直しが必要です

今やるべきこと

  • 自社のショップが「Smart Checkout」を使っているか、プランと提供時期をあわせて確認する
  • 注文後に手作業で直している例(配送方法と商品の組み合わせ、離島への配送、年齢確認など)を一覧にする
  • プレミアムプランの場合、月額5,500円で減らせる手作業の量を見積もる
  • Extensionsを検討する場合は、在庫確認など「注文前に止めたい処理」を絞り、開発の担い手を決める
  • 決済画面のURL変更の対象かを確認し、広告のコンバージョン計測を見直す

カートの機能差を踏まえて移行も比べたい場合は、カート移行の進め方で判断のポイントを整理しています。

出典