2026.10.21 WED / EC WEB MAGAZINE運営:株式会社Ruska

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microCMSとは?料金・使い方と自社サイトで使ってわかったこと

「microCMSはWordPressと何が違うのか」「料金はいくらで、どう使うのか」——ヘッドレスCMSを検討している方に向けて、microCMSの特徴と料金、使い方をまとめます。Ruskaは自社のコーポレートサイト(このサイト)をmicroCMSで運用しています。実際に使ってわかったことも、あわせてお伝えします。

結論:microCMSは、記事の管理と表示を分けて作る日本製のヘッドレスCMS

microCMSは、記事やお知らせなどのコンテンツを管理画面で入力し、API(データの受け渡し口)で配信するCMSです。サイトの見た目はCMSとは別に作るため、デザインの自由度が高く、表示の速さやセキュリティの面でも有利です。管理画面は日本語で、エンジニアでない担当者も更新できます。

一方で、テーマを選べばサイトが完成するWordPressとは違い、表示の部分は制作会社やエンジニアが作る必要があります。

WordPressとの違い

観点

WordPress

microCMS

仕組み

管理画面と表示が一体

管理画面(microCMS)と表示(自社で作るサイト)が別

サーバーの管理

自社でサーバーを用意し、本体やプラグインを更新する

管理画面はmicroCMSが提供。サーバーの更新作業は不要

デザイン

テーマをもとに作る

自由に作れる(表示部分を一から作る)

配信先

主にそのWebサイト

Webサイト、アプリなど複数に配信できる

microCMSの料金

料金はサービス(サイト)ごとにかかります。主なプランは次のとおりです(出典:microCMS 料金プラン、2025年6月10日改定の料金、税抜)。

プラン

月額

主な上限

Hobby

0円

メンバー3人、API 5個、データ転送量20GB/月、コンテンツ1万件

Team

4,900円〜

メンバー3人(追加1人1,200円)、API 10個、転送量200GB/月

Business

75,000円〜

メンバー20人、API 30個、転送量1TB/月。権限管理や複数環境など

Enterprise

見積もり

SLA、監査ログ、SSOなど

無料のHobbyプランは、データ転送量の上限を超えるとその月はAPIが止まります。会社のサイトで使う場合は、アクセスの見込みから転送量を見積もってプランを選びましょう。サイトの制作費は、microCMSの利用料とは別にかかります。

microCMSの使い方:サイトができるまでの流れ

  1. APIを作る:「ブログ」「お知らせ」「事例」など、コンテンツの種類ごとにAPIを作り、タイトル・本文・カテゴリなどの入力欄を決めます。
  2. 表示部分を作る:サイトのデザインを作り、APIからコンテンツを取得して表示する仕組みを作ります。
  3. 画面プレビューを設定する:下書きの記事を、公開前に実際のサイトの見た目で確認できるようにします。
  4. 入稿・公開する:担当者が管理画面で記事を書き、下書きを確認してから公開します。

Ruskaの自社サイトで使ってわかったこと

このサイトは、microCMSで管理しているブログ・事例・お知らせ・セミナー・お役立ち資料を、Cloudflare Pagesで配信しています。運用してわかったことは次の3つです。

1. 記事のページは、サーバー側で本文まで組み立てる

ブラウザ側のJavaScriptだけで記事を読み込む作りにすると、検索エンジンが本文を読み取れないことがあります。Ruskaのサイトでは、記事のページをサーバー側で本文まで組み立ててから返すようにし、タイトルや説明文、構造化データも記事ごとに出しています。

2. APIの取得先を検索エンジンから見えるようにしておく

Ruskaのサイトでは、robots.txtでAPIの取得先へのクロールを止めていた時期に、Googleが記事を「内容のないページ(ソフト404)」と判断し、検索での表示が大きく減りました。取得先へのクロールを許可して解消しています。ヘッドレスCMSでサイトを作るときは、検索エンジンがページを描画するときに必要なファイルやAPIを、robots.txtで止めていないか確認しましょう。

3. 画面プレビューで、公開前に確認する流れを作る

microCMSの画面プレビュー機能を使うと、下書きを実際のサイトの見た目で確認できます。Ruskaのサイトでは、下書きのプレビューのページは検索エンジンに載らないようにしたうえで、担当者が見た目を確認してから公開しています。

どんなサイトに向いている?

  • ブログやお知らせなど、更新が多いコーポレートサイト・オウンドメディア
  • デザインにこだわりたいブランドサイト
  • Webサイトとアプリなど、複数の場所に同じコンテンツを出したいサービス

反対に、ほとんど更新しない小規模なサイトでは、CMS自体が不要な場合もあります。

注意点:会員向けの出し分けはCMSの外で作る

microCMSの権限管理は、管理画面で編集する人のためのものです。会員だけに見せるページなど、サイトを見る人ごとの出し分けは、ログインの仕組みをCMSの外に作る必要があります。

よくある質問

WordPressとどちらがよいですか?

テーマやプラグインで手早く作りたいならWordPress、デザインや表示の速さ、セキュリティを重視するならmicroCMSが向いています。サーバーの更新作業を社内で続けられるかも判断の材料になります。

エンジニアでなくても更新できますか?

できます。管理画面は日本語で、記事の入力はブログサービスに近い操作です。表示部分の改修にはエンジニアが必要です。

今のサイトからmicroCMSに移せますか?

移せます。記事のデータをmicroCMSに移し、旧URLから新URLへ転送(301リダイレクト)を設定することで、検索順位への影響を抑えられます。Ruskaの自社サイトも、旧サイトのURLを新しいURLへ転送して移行しました。

microCMSでのサイト制作はRuskaにご相談ください

株式会社Ruskaは、自社サイトでmicroCMSを運用している経験をもとに、APIの設計から表示部分の制作、画面プレビューの設定、公開後の運用まで担当します。

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