2026.10.06ecforce

ecforce・Shopifyの移行手順は?定期・会員の注意点

連載『ECサイト構築の教科書』の第6回は、カートの移行です。ecforceからShopify、Shopifyからecforceへ移るときの手順と、失敗しやすいポイントを、実際に移行を担当している制作会社の立場からまとめます。

結論:移行の成否は「定期契約とカード情報を引き継げるか」で決まる

商品ページやデザインは作り直せます。しかし、定期購買のお客様の契約と、登録済みのクレジットカード情報は、移行の計画を誤ると引き継げず、解約や売上の減少につながります。

カートの移行では、まずここから確認します。

移行で引き継ぐもの・引き継げないもの

データ

引き継ぎ

ポイント

商品・在庫

できる

CSVで移行。商品ID・SKUの対応表を作る

会員(顧客)

できる

パスワードは引き継げないのが一般的。初回ログイン時に再設定を案内

注文履歴

一部

移行先で必要な範囲を決める(問い合わせ対応用に旧データを保管)

定期契約

条件付き

次回お届け日・周期・回数・価格を移行先の定期の仕組みに合わせて変換

クレジットカード情報

条件付き

決済代行会社の間でカード情報の移管ができるかで決まる

ポイント・クーポン

条件付き

移行先の仕様に合わせて付け直す

URL

変わる

旧URLから新URLへの301リダイレクトが必須

最大の注意点:クレジットカード情報

カード情報そのものは、カートではなく決済代行会社が保管しています。そのため、

によって、お客様にカードの再登録をお願いする必要があるかが決まります。再登録が必要になると、定期のお客様の一部は手続きをせずに離脱します。移行先のカートを決める前に、利用中の決済代行会社に確認するのが鉄則です。

会員の移行は、コストとリスクを先に見積もる

会員データの移行には、データの変換や検証の手間、お客様へのご案内、ログインできないといった問い合わせへの対応など、見えにくいコストとリスクがあります。移行するかどうか、どこまで移行するかは、事前に検討しておく必要があります。

特に、独自の会員システムをお持ちの場合は、カート側の会員情報とどう連携・統合するかの確認が欠かせません。Ruskaでもご相談を承っています。

移行の手順

STEP1. 現状の棚卸し

STEP2. 移行先の構築

STEP3. テスト移行

STEP4. 切り替え

STEP5. 切り替え後の監視

移行を「リニューアルだけ」で終わらせない

カートを移行しても、商品の売り方や集客の設計が変わらなければ、売上は大きくは変わりません。移行は、商品の訴求、広告・SNS・口コミからの動線、公開後の運用体制を見直す機会でもあります。移行の計画と合わせて、企画・運用の計画も立てることをおすすめします。

SEOへの影響を抑えるには

カートが変わるとURLの形式が変わります。旧URLから新URLへの301リダイレクトを1ページずつ対応させること、新しいサイトマップをGoogle Search Consoleに登録することで、検索順位の低下を最小限に抑えられます。

よくある質問

移行にはどのくらいの期間がかかりますか?

プロジェクトの要件によって大きく異なります。1〜2か月で済むケースもあれば、定期契約・カード情報・会員データの引き継ぎや外部システムとの連携があり、それ以上かかるケースもあります。まずは現状をうかがったうえで、個別にお見積もりします。

定期のお客様に気づかれずに移行できますか?

カード情報を移管でき、次回お届け日や価格が変わらなければ、お客様側の手続きは最小限にできます。ただしマイページの場所やログイン方法が変わるため、事前のご案内は必要です。

移行の費用はどのくらいですか?

移行するデータの量と、定期契約・カード情報の引き継ぎの有無で変わります。Ruskaでの構築・移行の費用は、規模に応じて100万〜300万円、300万〜700万円、700万円〜が目安です。無料でご相談・お見積もりをいたします。

ecforceには移行向けのプランがありますか?

あります。他カートからの移行向けに「移行プラン」が用意されています(ecforce 料金)。

カートの移行はRuskaにご相談ください

株式会社Ruskaは、ecforceとShopifyの両方の構築に対応しており、定期契約を含むカートの移行を支援しています。移行すべきかどうかの判断から、データ移行の計画、切り替え当日の対応まで一貫して担当します。

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